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知っ得豆知識

2020.12.18

不動産雑学その⑪ 間取りについて

マイホームを買ったり、借りたり、リフォームやリノベーションしようとするとき、必ずといっていいほど見かけるものが間取り図だと思います。




実際に住まいを購入した方の物件選びの決め手となるのも「立地・環境」とともに「間取り」が、常に上位に来ています。

そもそも日本の住宅における「間取り」という言葉には諸説あるのですが、建物内の「間」を「取る」、つまり建物内部の「間(空間)」を「取る(仕切る・分割する)」と言う意味であり、その仕切られたそれぞれの空間に、「機能」を持たせることだと言われています。

また、現代における私たちにおいても、ライフステージによって「間取り」の性格は大きく変わります。
例えば一人暮らしなら「ワンルーム」、夫婦共働きなら各々の個室と寝室を持った「3LDK」、子供がいる4人家族でしたら子供部屋も必要で「4LDK」、子供が独立し老後の夫婦二人暮らしでしたら掃除の手間や移動の負担を考え少し部屋が少なめの「2DK」と、住まいに求める用途や機能も様々に変化していきます。

ちなみに、よく間取り図にみられる表示の「DK・LDK」は、Kは「台所(Kitchen/キッチン)」、Dは「食堂(Dining room/ダイニングルーム)」、Lは「居間(Living room/リビングルーム)」を指し、DKは和製英語の「ダイニングキッチン」の略、LDKは同じく和製英語の「リビングダイニングキッチン」の略になります。

そのほか「S」や「DEN」など数文字の英字で表示されたものが、何を表しているのか疑問に持たれたことはないでしょうか?

これは略語であり、意味を知ることで物件の間取りを正しく理解することができます。ここではいくつかの代表的な間取り図の略語を解説させていただきます。

S
※サービスルームの略で、採光や通風・換気の面などから、建築基準法上の居室の基準を満たしていない部屋を指します。また「S=納戸」として扱われることもあります。
N
※納戸の略で使われることが多いですが、サービスルームやストレージと混同して使用されることもあります。一般的には収納スペースのようなイメージです。
DEN
※デンと読みます。英語で「巣穴・ねぐら・ほら穴」を意味する言葉で、日本ではちょっとした書斎や趣味の部屋、仕事スペースといった意味合いで使われます。
CL
※クローゼットの略で、主に衣類などを収納するスペースを指します。
WIC
※ウォーク・イン・クローゼットの略で、人が中に歩いて入れたり、着替えたりもできる大きなサイズの収納スペースです。最近は、FC(ファミリー・クローゼット)といった表現も見られ、それぞれ明確な定義はありませんが、WICの方がFCよりも広い場合が多いようです。
WTC
※ウォークスルークローゼットの略で、部屋と部屋の間にあり、出入り口も二つあることで通り抜けが可能な大型クローゼットを指します。
SIC
※シューズインクローゼット、またはシューズインクロークの略で、多くは玄関に隣接した靴専用の大型収納スペースです。
SB
※シューズボックスの略で、一般的に下駄箱を指します。
UB
※ユニットバスの略で、一般的にワンルームなどに設置されている、お風呂場や洗面所・トイレが一体となった空間を指すことが多いです。
W
※洗濯機置き場(Washing machine place)の略で使われることが多いです。
R
※冷蔵庫置場(Refrigerator:冷蔵庫)の略で使われることが多いです。
RF
※本来RFの頭文字は「Roof floor(屋上)」を指しますが、ロフト(屋根裏部屋)や小屋裏収納の略で使われることが多いです。
SK
※スロップシンクの略で、マンションなどバルコニーに設置されることが多い底の深い流しを指します。ガーデニングの水やり、モップや雑巾を洗うなどの用途に使われます。
CF
※クッションフロアの略で、ビニール製のクッション性のある床材が敷いてある部分を指し、主に脱衣所や洗面所などの水回りに利用されることが多いです。
PS
※パイプスペースの略で、水道管など配管を通す空間です。
MB
※メーターボックスの略で、電気・ガス・水道などのメーターを設置しているスペースです。


以上になりますが。
このような略語の他に、間取り図にはバスルームを「1416」「1418」「1620」と表示することがあります。
これはバスルームの寸法を表しており、例えば「1418」ですと「140cm×180cm」の広さのバスルームになる、ということなのです。

これらの略語を理解していると間取り図を見たときに、より部屋のイメージがしやすくなると思います。
これからマイホームや新生活を始める方たちの、知識の一助になれば幸いです。

最後に、マイホームを検討する際「間取り」を見る重要なポイントとなるのは、住む人にとっての「快適性」「利便性」にあるかと思います。
人それぞれ、快適さや生活利便性は異なりますし、ご自身やご家族の生活スタイルやライフステージに合わせた「最適な間取り」選びが大切になります。

プレステージでは、そういったお悩みも含めて、最適なご提案をしてまいりたいと考えておりますので、なにかお困りごとなどがありましたら、お気軽にお問い合わせください!


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